ActiveImage Protector 3.1 Linux Edition
製品概要
ActiveImage Protector Linux Editionは、ネットジャパンが長年培ってきた先進的なディスクイメージングバックアップの技術をLinux環境に提供した製品で、ディスクイメージングによる簡単で確実なバックアップ/リストアをLinuxサーバー上でも実現しました。Ext2/Ext3/Ext4フォーマットに対するスナップショット、スマートセクター(使用済みセクターのみをバックアップ)を使った、高速かつ最小容量のバックアップ、Linuxの多数のディストリビューションへの対応が特長です。
稼働時でも、Linuxネイティブのスナップショットドライバーを使用することでOSを停止することなく、Linuxサーバーのディスクおよびボリュームのフルバックアップを作成します。さらに、MySQLデータベースのオンラインバックアップに業界で初めて※対応しました。ベアメタルリカバリーも簡単におこなえ、ファイル単位の復元機能も備わっています。従来のボリュームタイプに加え、LVMにも対応しているためエンタープライズ環境での使用も問題ありません。
また、復元環境として、各Linux OSマシン毎にリカバリーディスクを作成できます。リカバリーディスクは、バックアップ対象のマシン上で、現在使用している更新済みカーネルを参照しながら作成するため、復元時にデバイスが見えない、ネットワークドライブにアクセスできない、という従来からのLinuxのバックアップ/リカバリーの大きな問題が解決されます。 Linux環境でのバックアップ / リストアの問題点
~Linux環境では、非効率的なバックアップ手法が主流~ Linuxはコンパクトで安価なOSとして人気があります。また、近年では不況の影響を受け、企業における仮想化対応は最優先事項となっていて、同時にLinuxの採用や普及も劇的に広まっています。 一方で、仮想マシンの増加に伴いシステム管理者のメンテナンスの負担やサポート業務が急激に増加しているにもかかわらず、Linux環境下で簡単で確実におこなえるバックアップ/リストアのソリューションは提供が遅れていました。その原因のひとつには、Linuxの多数のディストリビューションへの対応や頻繁なアップグレードの対応が難しいことが挙げられます。さらにLinuxのバックアップ方法にも問題があります。Linuxのバックアップは、伝統的に「ファイルベース」あるいは「ディスクダンプ」が主流です。まず「ファイルベース」でのバックアップ/リストアは、設定の復元やアップデートなどが必要なため、Linuxの専門家以外には馴染みにくいものがありました。また、「ディスクダンプ」による方法は時間もディスクスペースも多く必要となり、あまり効率的ではありませんでした。 ActiveImage Protectorを使ったLinux環境でのバックアップ / リストアの問題解決
そのような状況を踏まえて開発されたのが、ActiveImage ProtectorのLinux Editionです。ActiveImage Protector Linux Editionでは、Linuxの多数のディストリビューションに対応しました。設定を簡単におこなえるコマンドラインインターフェースを採用しましたので、操作も簡単です。さらに、Linuxネイティブのスナップショットドライバーの採用によって「セクターベース」でハードディスクまたはボリューム単位でバックアップイメージをオンラインで作成します。ActiveImage Protector Linux Editionでは単なるディスクダンプとは異なり、ファイルシステムを解析して未使用のセクターをバックアップ対象から外します。バックアップ対象は実使用容量になり、圧縮もおこないますので、バックアップファイルも最小容量となり、バックアップ時間も短時間で済みます。これらの特長により、システム管理者のメンテナンスの負担が軽減されることになります。 バージョン3.1の新機能
- MySQLデータベースのオンラインバックアップに業界で初めて※対応(※当社調べ)
MySQLは、高速で使い易いことから、世界でも最もよく利用されているオープンソースのデータベースですが、サービスを停止せずにMySQLをバックアップできるツールは今までありませんでした。ネットジャパンでは、LinuxのMySQLユーザーの強い要望に応え、他社に先駆けて、MySQLデータベースのオンラインバックアップ機能を搭載しました。これにより、MySQLを停止せずに、データの整合性を保ったまま、イメージングバックアップが可能となりました。
- LVMで構築したディスクの一括バックアップに対応
以前のバージョンでは、LVMを含めてシステムディスクを構築していた場合、起動パーティションは別途バックアップをとる必要がありました。一括バックアップに対応したことで、システムディスクを一度の操作でバックアップできますので、復元時の起動設定の手順を簡略化できます。
- Linux Red Hat EnterpriseやCentOSの新しいディストリビューションに対応
- バックアップ元の一部損失があっても、バックアップ可能
複数のディスクあるいはパーティションをバックアップする場合、バックアップ元の一部が失われていても、正常なバックアップ元については、バックアップイメージファイルを作成することが可能となりました。
- LVMシステムディスクを、バックアップ時と同一のサイズで復元可能
以前のバージョンでは、LVM構成をボリュームグループの情報を基に復元していたため、バックアップ時と復元時のサイズが異なることがありました。今バージョンから、物理ボリュームの情報も考慮して復元しますので、バックアップ時と同じサイズで復元できます。
- 4GB以上のファイルをFAT32に保存可能
4GB以上のイメージファイルをFAT32に保存する時に、4GBごとに自動分割できるようになりました。
- パーティションテーブルの構成が異なるパーティションへの復元が可能
パーティションテーブルの構成がバックアップ時と異なるディスク上のパーティションに対しても、イメージファイルを復元できるようになりました。
- サイボウズ ガルーン 3のオンラインバックアップに対応
サイボウズ ガルーン 3のオンラインバックアップに対応しました。これにより、サービスの継続性を必要とされるグループウェア サイボウズ ガルーン 3のサービスを停止せずに、データの整合性を保ったまま、オンラインでイメージングバックアップが可能となりました。
- 物理環境から仮想環境への移行を可能にする "Quick P2V" 機能(SP2以降)
バックアップ時のスナップショットにあらかじめ必要な変更を加えて、フルバックアップを作成します。そのまま仮想マシンに復元し、起動できる”Quick P2V"機能を用意しました。
基本機能
- Linux ネイティブのスナップショットドライバーにより、Linuxのホットイメージング可能
Linuxネイティブのスナップショットドライバーを採用しましたので、「セクターベース」で、ハードディスクまたはボリューム単位でバックアップイメージをオンラインで作成します。

- Linuxのコールドイメージング
システム上で作成したリカバリーディスクからコンピューターをCD起動して、シャットダウンした状態のシステムボリュームをバックアップ可能です。これにより、出荷前のクリーンな状態(Linuxのインストール直後など)のバックアップイメージを作成することができます。また、障害発生状態を保存しておきたい場合などにも大変便利です。 ※リカバリーディスクを作成するには、システム上に本製品をインストールする必要があります。
- スマートセクターによる高速バックアップ
使用済みセクターのみをバックアップするスマートセクター技術によって高速かつ最小容量のバックアップが可能です。

- バックアップ/リストアが簡単におこなえるコンソールウィザードの採用
Linuxやコマンドの詳しい知識がなくても、コンソール上で質問に答えていけばバックアップ対象、保存先、スケジュールなどの設定と実行を簡単におこなうことができます。

- 設定を簡単におこなえるコマンドラインインターフェースの採用
コンソール上で起動すると、対話形式のコマンドラインインターフェース(CLI)が起動しますので、パラメータを対話形式でより詳細なバックアップ/リストアの設定が可能です。

- 他の管理ツールから実行できるコマンドラインパラメーター
コマンドラインパラメーターでほとんどの機能の指定が可能ですので、自身の環境に合わせたバックアップスクリプトの記述や、他の管理ツールのジョブに簡単に組み込むことができます。
- スケジュールバックアップ
ActiveImage Protector自身が管理するスケジュールバックアップが可能です。ウィザード、CLIで設定が可能です。

- 自動化が可能な柔軟なスクリプトでデータベースも安全にバックアップ
バックアップ時のスナップショット取得の前後およびバックアップ完了時に指定したスクリプトを実行できます。たとえば、データベースなどのサービスをバックアップ開始時に一時停止し、スナップショット取得後にすぐに再開、バックアップ終了後にイメージファイルを自動的に別のストレージに転送するといったバックアップタスク周辺の自動化も簡単に実現できます。
- バックアップ容量を大幅に削減する差分バックアップ
以前に取得したイメージファイルと現在のディスク/ボリュームでの差分バックアップを作成できます。バックアップ対象の容量が大きいと、毎回全ディスク/全ボリュームのフルバックアップを行うと保存先の容量を圧迫してしまいます。差分を作成することで、前回のバックアップからの変更分だけを保存するので容量を節約できます。
- 復元時のトラブルを回避するリカバリーディスク作成機能
復元用のリカバリーディスクは対象マシン上で作成できます。リカバリーディスクをバックアップ対象としているマシン上で現在使用している更新済みカーネルを参照して作成するため、復元時にデバイスが見えない、ネットワークドライブにアクセスできない、という問題がありません。
- Linux のソフトウェアRAIDに対応
RAID構成のバックアップ/リストアが可能です。 ベアメタルリカバリーを前提とする場合は、フルセクタバックアップを行う必要があります。
- ファイルごとの復元を可能にするイメージファイルのマウント機能
バックアップイメージをマウントしてイメージ内のファイルを個別に取り出すことができます。書き込み可能としてマウントができますので、バックアップイメージを一部変更して復元することもできます。
- ネットワーク経由でバックアップを管理できるリモート管理
各マシン上のActiveImage Protectorはリモート操作が可能ですので、他の一台のマシンでバックアップスケジュールをコントロールすることができます。
- BMR(ベアメタルリカバリー)を短時間で実行
新しいハードディスクへバックアップイメージを復元する場合でも、高速な復元エンジンにより、短時間でボリュームの復元を完了します。ステップに従うだけでシステムが起動可能な状態でリストアが完了します。リストアウィザードでは、LVMの場合には、ボリュームの作成もウィザード内でおこないます。
- 豊富な保存先(ローカル、ネットワーク共有フォルダーなど)
ActiveImage Protectorは、Linuxから使用できるほとんどのストレージデバイスをバックアップイメージの保存先として利用できます。NAS、SAN(ファイバーチャネル)、USB、eSATA、ネットワーク共有フォルダーなど、状況に合わせて最適な保存先を選択することができます。
- スロットリング機能
スロットリング機能を使うとバックアップタスクの負荷調整ができます。他のビジーなタスクに影響を与えないように、バックアップタスクの優先順位を変更したり、ネットワークの使用帯域を制限します。マシンのリソースを効率よくバックアップタスクに振り分けられます。
- 不良セクタースキップ機能
ディスク上に読み取れない不良セクターがあってもエラーを無視してバックアップを継続できる、「セクターベース」のバックアップならではの機能を実現しました。ファイルの一部が壊れた状態であっても、正常なハードディスクに復元できますので、不良セクター以外の無事な部分を取り戻すことができます。
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